No.1調査

プール熱は急増感染症No.1?!その実態を知る

夏になると、子どもたちが楽しみにしているのがプールですよね。

しかし、プールで遊んだ後に発熱やのどの痛み、目の充血などの症状が出ることがあります。これは、プール熱と呼ばれる感染症の可能性があります。

プール熱は、正式には咽頭結膜熱といい、アデノウイルスによって引き起こされます。

アデノウイルスは、プールの水だけでなく、咳やくしゃみの飛沫や手指などの接触によっても感染します。

プール熱は、通常は6月から8月にかけて流行しますが、2023年は9月から異例の流行を見せています。特に東京都では、10月に警報基準に達するほどの患者数が報告されています。

プール熱は、主に幼児や小学生がかかりやすいですが、子どもから大人にも感染する可能性があります。

プール熱の症状は、発熱やのどの痛み、目の充血などが主なものですが、すべての症状がそろっているとは限りません。また、新型コロナウイルスやヘルパンギーナなどとの鑑別も必要です。

新型コロナウイルスは、味覚や嗅覚の障害、下痢などの症状が出ることがありますが、プール熱ではほとんど見られません。

ヘルパンギーナは、口の奥に水ぶくれができることが特徴ですが、プール熱ではありません。

プール熱の診断は、のどの検査や迅速診断キットなどで行われます。

プール熱の治療は、特効薬はありませんが、症状に応じて鎮痛剤や点眼薬などを使用します。また、十分な水分補給や休養、食事の工夫なども大切です。

プール熱の予防は、手洗いやうがい、マスクの着用などの基本的な感染対策を行うことが重要です!

また、プールに入る前にシャワーを浴びたり、プールの水を飲まないようにしたりすることも効果的です。

プール熱は、子どもだけでなく大人にも注意が必要な感染症です。流行時期には、自分の体調や周囲の状況に気を付けて、感染を防ぎましょう。

関連記事

TOP